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ドクターユキオフィストップ >> ようこそ! ドクターユキオフィスへ >>浜口 直太氏


ようこそ、ドクターユキオフィスへ!

今回のゲストは、株式会社ジェイ・シー・アイ代表取締役会長兼社長の浜口直太さん。浜口さんは、国際経営コンサルタントとして活躍する一方、著書でもベストセラーを連発している経営者。「人を助けることが生きがい」という浜口さんは、経営面だけでなく、人生相談に乗ることも少なくないそう。その「頼られ人生」がどのように育まれたのか、ドクターユキとの軽妙なトークともどもお楽しみください。

PROFILE
浜口 直太
NAOTA HAMAGUCHI

株式会社ジェイ・シー・アイ代表取締役会長兼社長。
テキサス大学経営大学院MBA取得。ウォートン・スクール博士課程で財務、国際経営を専攻。米KPMGピート・マーウィック、米プライス・ウォーターハウスを経て、テキサス州ダラス市に経営・起業コンサルティング会社を設立。その後、東京に国際ビジネス・経営コンサルティング会社「株式会社ジェイ・シー・アイ」(JCI)を設立し、代表取締役社長に就任。外資系ベンチャーキャピタル(VC)のマネジング・ディレクターを経て、日米のVCやベンチャー企業数十社の役員を兼務。日米アジアを中心に総合的な国際ビジネス・経営(起業)コンサルタントとして活動中。  
著書に『あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール』(明日香出版社)『たった一言が、人生を変える。』(インデックス・コミュニケーションズ)など多数。1,300億円以上の資金調達、50社以上の上場支援の実績を持つ。

株式会社ジェイ・シー・アイ ホームページ
http://www.jci-inc.com/
PROFILE
臼井 由妃
YUKI USU
I

1958年生まれ。東京都出身。東京家政学院短期大学家政学部卒業。株式会社健康プラザコーワ代表取締役。短大卒業後、さまざまな職種を経験し1991年、33歳で28才年上の夫と結婚。同年、病気を機に一線を退いた夫にかわり健康器具販売会社経営の道に。1995年に発明した男性機能補助用具「パワーリングネオ」は、2005年現在40万個を売る大ヒット商品に。1998年「健康医科学博士号」、ハワイアンカレッジより「名誉学術博士号」、2000年「経営学修士(MBA)」、2001年「理学博士号」を取得。平凡な主婦が社長に転身、5年で100億円企業に成長させる。現在、起業プランナー、経営コンサルタント、発明家、作家として活躍中。健康・美容・ダイエットの分野にも精通し、若い女性に多くのファンをもつ。全国で行われる講演は年間約100件にのぼり、官公署、地方自治体、学校法人、中小企業団体など幅広く行っている。2003年、日本テレビ系「マネーの虎」に出演。温かさと厳しさが備わったコメントにより人気を博す。「忙しい人の即効!勉強術」「Dr.ユキの楽学合格法―資格で億万長者になる」「金なしコネなし経験なし社長の超・経営術」等著書多数。


臼井「浜口社長とは、もう何度もお会いしているんですけど、最初にお会いする前から本を拝読していました。例えば紀伊国屋さんなんかに行くと、あちこちに浜口直太コーナーがあって、「すごいなー」と。
いろいろ失敗談も書かれていて、「これは嘘だろう」「本当は堅い感じの人なんじゃないか」と思ってたんですけど、実際にお会いしたら温かくてすごくユーモアのセンスがあって……。いっぺんで魅了されたというのが第一印象でしたね。 」

浜口「私も臼井社長の本を何冊か読ませていただいて、いつかお会いしたいなと思っていました。テレビのイメージもあって、厳しい方なのかなと思っていたんですが、非常に気さくな方だったので、衝撃を受けました。こういう言い方って失礼かもしれないですけど、私とすごく考え方が似てるなっていうのが実感としてあるんです。お互いに言葉はあまりいらないなという印象を持っています。」

臼井「そうなんですよ。実際に、ある出版社の編集者から「浜口直太先生と、よく似てらっしゃいますよね」って言われたことがあるんです。「私は女性ですよ」って言ったんですけど(笑)、それはともかく、すごく嬉しいことですね。
さて、そんなお付き合いをさせていただいている浜口社長ですが、そもそもどんなきっかけで起業されたんでしょうか。そのあたりからお聞かせください。 」

浜口「小学校から高校まで非常に成績が悪くて落ちこぼれだったので、大学には行かずに大工さんとかタクシーの運転手になろうと思っていました。結局、大学を目指すことになったんですけど、卒業したあとに自分みたいな人間が社会に出て大丈夫なのかな、と。理解力と暗記力が極端に悪くて、「まんべんなくやる」ってことが苦手なもんですから、大きな会社に入ってサラリーマンをやるのは向かないって思ったんですね。」

浜口「 そんなとき、書店でたまたま見つけた『英語留学と国際派就職』という本をめくっていたら、最後のページに優しそうなおじさんが載っていたので、彼のオフィスに電話をして会いに行ったんです。その人がすごく親身に相談に乗ってくれたので、彼がやっている仕事がしたくなっちゃったんですね。そこで、「何をやってるんですか?」と聞いたら、「国際経営コンサルタント」と言うわけです。」

浜口「 「国際経営コンサルタントになるにはどうしたらいいんですか?」って聞いたら、「できたらアメリカの大学に行った方がいい」って言われたんですけど、英語もできないし、成績的にも無理。「とにかくどこでもいいから日本の大学に入ろう」ということで、ほとんど裏口入学状態で押し込んでもらいました(笑)。
「大学ではとにかく勉強していい成績を取る」ということで、無遅刻、無欠席、無早退、予習、復習をやって頑張りました。というのも、MBAを取りなさいと言われていて、そのためにはアメリカのビジネススクールに行く必要がある。成績がよくないとアメリカに行けないぞ、というわけです。」

浜口「 で、勉強したので、どこかのビジネススクールに入れるだろうと思って受けたら、7校全部落っこちて……。1年間ブラブラしてたんですけど、結局はまた裏口入社みたいな形で就職しました。何回も首になりかけましたが、10年は勤めないと独立できないだろうと思って、粘りに粘りながら、その会社で修行したんです。  
本当は経営コンサルタントよりは心理カウンセラーが良かったんですけど、自分の頭じゃ無理だと察知して。頑張れば中小企業の相談はできるかもしれないと考えて、そのビジネスで起業したというわけです。 」


-ユキ’s eye-
多分その時点では、ご自身ではお気づきにならなかったのかもしれませんが、今お聞きしていると、浜口社長のすべての経験がつながっていたんだと思います。 私もコンサルタントの仕事をしていると、ときには話を聞くのがつらくなるようなこともあります。でも、そこでちゃんと聞く耳を持つことができるっていうのは、やっぱり自分がつらい立場を辛抱したり、人の痛みもたくさんわかる経験をしたからこそだと思うんです。そのことが、今のお仕事に役立っているのではないでしょうか。 いいところだけを走ってきた優等生タイプの方には分からない部分も、浜口社長はきめ細かくアドバイスできるのではないかと思いますね。






臼井「経営コンサルタントとして独立なさってから、いろいろな体験をされたと思いますが、その間ご自身を支えてきたことって、どんなことでしょうか?」

浜口「経営コンサルタントになってから、去年で15年を迎えました。基本的に考えてきたのは、会社の規模よりも、社会的に役立つかどうかです。」

浜口「 うちの会社ってちょっと変わったところがありまして、社長経験者か社長になりたい人しかとらない。なぜかというと、「道場」と勝手に名付けているんですけど、一種の学校だと考えていて、ここで勉強してもらおうと。それで、「ここではもう十分やりきったので、もっと勉強したい」というのなら次のステップへ、「もっとずっといたい」のなら、いてもらう。やめろとは言いませんし、やめるなとも言わない。会社そのものが社会に役立つだけでなく、将来の起業家育成という意味でも役立ちたいと思っているんです。 」

臼井「そうすると、何か大変なことがあっても苦にならない、楽しさの方が上回っているということなんでしょうか。」

浜口「すごく変な話なんですけど、問題が大好き、トラブル大好きというか、火事が起きたとき、皆が逃げる中、消防士でもないのに入って行って消火作業をするタイプなんです。普通だったら関わらない、関わると「とばっちり」が来るようなことでも、困っているのを見ると、とにかく関わっちゃう。」

浜口「 鍛えられるのが好きで、挑戦が大好き。そんな感じで今までやってきました。先日も、私のセミナーに高校時代の同級生が来たんですけど、「よくもこんなに変わったな」とびっくりしてました。」

浜口「 でも、変わったというより、要所要所でポイントをうまく利用してきたんでしょうね。それに私の場合は、入れないはずの大学・大学院に入って、入れない会社に入って、起業してからもいろんな人に助けられてきたということなんです。自分の力じゃ当然ありえなかったと思っていますね。 」


-ユキ’s eye-
浜口社長は、よく「ドツボにはまるとわかっていて、そっちに行く」という言い方をされていますよね。そこで勉強をして、成長して、もっと大きなドツボにはまるっていう(笑)、いい意味でそんな感じなんでしょうね。 それから、いつも浜口社長を見ていて「自分よりまず他人」というスタイルを強く感じます。だから、いろんな人に頼られるということなんでしょうね。そういうところは、本当に見習いたいなと思います。






臼井「ではここで、起業したいという人に対して浜口社長からのメッセージを、エールでも何でも構いませんので、お願いしたいと思います。」

浜口「いつも言っていることなんですけど、失敗は大いに結構。逆に失敗しないということは、そつなくやっている、自分のできるレベルのことだけやっている、ということだと思うんです。新しいことや自分のレベル以上のことをすると必ず失敗するんですけど、それは成長する一つの糧になったりプロセスになるので、どんどん失敗してもチャレンジしてほしいですよね。「最初から失敗する」って覚悟していれば、失敗しても落ち込まないわけですし、命をなくすこと以外は乗り越えられる失敗ですからね。  私なんて、どっちかというと悪いことばっかりだったので、悪いことが当たり前になっていて、逆に悪いことが起こるたびに気合が入って「ヨッシャ!」みたいなノリになるんですよ(笑)。」

浜口「 成功しようと思うからいけないんです。「失敗する」という努力の積み重ねが成功じゃないでしょうか。 」

-ユキ’s eye-
浜口社長の言葉は、本当にその通りだと思いますね。いろいろ辛いことがあっても、自分であきらめない限り、命までとられることはないんですよね。 私もいつも言っていることですけど、「動いた失敗は糧になるけれども、動かない失敗は毒にしかならない」ということですね。 失敗を恐れるのではなく、逆にそれを楽しんで学んでほしいですよね。






臼井「今後、会社あるいはご自身で計画していることがあれば、ぜひご紹介してください。」

浜口「この会社を始めたときから、取引先、顧客から社員も含めて「とにかく元気になってもらう、勇気出してもらう」こと一点でやってきました。ですので、そのために本を出したほうがよければ出しますし、講演したほうがよければ講演をします。正直なところ、自分自身にそんな資格はないって思ってるんですけど、「こんな自分でもここまで来れた」という面で元気になってもらえるのであれば、大いに活用していただこうと思っているので……。今後も、死ぬまで人が元気になり勇気を出してくれることは何かを求めて、それが事業として成り立っていくのが理想ですね。」

浜口「 具体的に、今後はテレビや映画など、映像の世界に入っていきたいなと考えています。私は大学まで『子鹿のバンビ』と『野口英世』の2冊しか本を読まなかったような人間なので(笑)、本が苦手な人にも楽しんでもらえるかな、と。」

浜口「 今、一生懸命脚本を書いているんですけど、ある日突然くびになった社員の実話を元にした物語なんです。  
彼は、私がテキサス大学でお義理で講師をやらせていただいたときの同僚で、あるとき突然、講師をクビになっちゃったんですね。私が友人として再就職先を30社くらい紹介したんですけど、全部落ちまして、「どうする?」と聞いたら「起業したい」と。」

浜口「 とても起業家タイプには思えなかったんですけど、どうしてもやりたいというので、「誰か私が納得できるようなパートナーを探してきてくれ」と伝えたんです。  
そうしたら、何とゴールドマンサックスの副社長を連れてきて……。小学校の同級生で親友だったそうなんですね。もう、びっくりしました。」

浜口「 それで彼が社長になって、そのゴールドマンサックスの副社長が副社長になったんですけど、有能な副社長がついているから、3年で年商800億の会社に成長したわけです。そういうケースを見て、「人間誰しも可能性はあるな」と。その「敗者復活」の実話をもとに、恋愛あり、または殺人なんかも盛り込みまして(笑)、今、小説を作っています。 」

臼井「それはすごいお話ですね。とても楽しみですね。ご著書の方はどういうご予定ですか?」

浜口「 ちょうど35冊目を書き終えたところです。当初は、年に2冊くらい書こうという感じだったんですけど、やっているうちに、「全然頑張っていないな」という気持ちになりました。私はいつも「圧倒的努力」という言葉を使うんですけど、全然「圧倒的努力」にはほど遠いなと思って、去年は年に12冊書くという目標を立てて、15冊出すことができました。そこで今年は50冊という目標を立ててしまったんですけど、さすがに待てよ、と。数だけこだわってもしょうがない、中身が大事だという原点に戻って執筆しているところです。」

浜口「 ただ、もちろん数をたくさん出すことが目的ではないんですけど、たくさん書くことで自分を鍛えたいという思いはあります。家に帰るとすぐにテレビを観ちゃうので、怠惰な自分を追い込むためにも、書き続けようと思っています。 」

-ユキ’s eye-
シナリオのお話は、ちょっとお聞きしただけでも、とても勇気の出る面白そうな物語ですね。映像として世の中に出たら、きっとインパクトも大きいと思います。 1年に著書50冊を目標というのは驚きですが、具体的な数字として目標を立てるのは大事なことですよね。私がいつも書店に行くと、浜口社長の本がどこに置いてあるのかが、まず気になります。隣に置いてあると嬉しかったり、ありがたかったり……。最近、いろんな知り合いの方の本が自分の本の近くに置いてあるのを見つけるので、刺激になっています。






臼井「いままでの人生の中で、影響を受けた人物というと、どんな人のことが思い浮かびますか?」

浜口「父の着実な生き方、目立たないけどコツコツ愚直に、縁の下の力持ちになるような生き方を見習ってきたつもりです。私は、平凡でも一つのことに一生懸命努力している人が好きなんです。」

浜口「 あとは、著名な人では松下幸之助さんには影響を受けましたし、昔の会社の上司にも影響を受けました。」

浜口「 私の特技は人の長所を見つけることなので、短所というのが目に入らないんですね。そもそも自分自身の頭が悪すぎて、人の短所なんか見ている場合じゃないよ、という感じなので。小さいときから、すぐに人の長所を見つけて真似しようという努力はしてきたと思いますね。」

臼井「では最後に、趣味・マイブームがあれば、ぜひ教えてください。」

浜口「小学校のときから凝っていることがあって、それは人の相談に乗ることなんです。土日は少なくとも2人、多いときには5人くらいの相談に乗ります。内容はビジネスの相談ではなくて、人生相談ですね。」

浜口「 人生相談に乗ることで、私にとってプラスになることが2つあります。1つは、相談している部分において、その人はすごく大変なわけで、自分はそういう問題を抱えていない分、自分の環境に感謝できるようになるということ。もう1つは、最初はその人を激励しているんですけど、そのうち自分が頑張らなくてはいけなくなるということです。」

浜口「 手を取って「一緒に頑張ろう」と言ってしまったら、相手だけ頑張らせるわけにはいかない。自分が頑張らないと偽善者になっちゃいますよね。だから、相手を励ましていることは、逆に自分を励ましていることになるんです。  
そもそも、本が売れたとか、会社の売上げが上がったというより、落ち込んでいた人が元気になる姿を見るのが、一番幸せですね。「ああよかった、生きていて」と思います。」

浜口「 こういう私の気質は母から受け継いだのかもしれません。母は生命保険の外交をやっていました。でも実際には外交ではなくて、人生相談になっていたんです。母に連れられて、私が商談の近くにいてオモチャで遊んでいると、相手の方が泣いている声が聞こえてきたり……。母が一生懸命応援する姿を、私は尊敬のまなざしで見ていたので、それが自分の体にしみついている感じです。だから、出来うる限りは困っている人の助けになりたいですね。それが生きがいであり、生きている理由なんです。 」

-ユキ’s eye-
つらいこと、人が聞いたら面倒だと思うようなことでも、浜口社長は相談に乗ることを通して、一種のエネルギーを受け取っている。相手も浜口社長からエネルギーをもらっている。「気づき」って、人と人とがぶつかるときに生まれると思うんです。一方通行だと全然気づかないと思います。週末のご趣味である人生相談が、ご著書や会社の経営にも反映されていると思いますね。








-ユキの編集後記-
経営者、経営コンサルタントとして、たくさんの人の話を聞き、世の中の役に立つことに日々邁進されている浜口直太の姿に、今回も勇気・元気をいただきました。お会いするたびにきらきらしている浜口社長ですが、根底に人のことを思いやる気持ちをお持ちだから、心を打つ仕事や会社づくりができるんじゃないかなと思っています。
どんどん進化されている浜口社長の姿がすごく楽しみです。今後とも、仲良くお付き合いいただければと思っています。






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