ドクターユキオフィストップ >> ようこそ! ドクターユキオフィスへ >>市川 マミ氏

臼井「普通は、夢が叶うとそこに落ち着いちゃうケースが多いですが、お話を伺っていると、市川社長の今後はまだまだ変革する可能性がありそうですね。」
市川「私もそんな気がちょっとだけしています(笑)周りにも「また、すぐ別の新しいものに飛びつくんじゃないか」と心配されてるんです。」
市川 「けれど、自分でも今度ばかりは気を付けています。会社の経営にたずさわるのは、今回3回目なんですね。3度目の正直ではないですが、さすがにここで落ち着きたいと思っているんです。今までほんとに迷惑をかけてしまったので、同じことは繰り返したくないなあと思います。」

市川「それから、友達にも注意されるんですけど、自分のことをほったらかし過ぎってよく怒られるんです。人のことに関しては、当社のノリアキ(有限会社一億円プロジェクト所属の引きこもりミュージシャン)も、水野もウチのディレクターの古屋もそうですけど、彼らのプランを考えるのは、本当に大好きなんです。
」
市川「エクセルで計画書を作りながら、10年後はこうなって欲しいな〜とか、こんな仕事をしたらよさそうだな、とか。来年ここで、アルバム出して欲しいなとか、来年はこんなDVDを出したらな、とか考えるのはすごく楽しい。ところが、放送作家の頃から、いざ、自分こととなると、2の次3の次みたいになっちゃって。これからは、もっと自分のことを考えていくことも必要ですよね。」
市川「今後といえば、近々の当社の予定は、『一番大切な人の怒らせ方』というDVDが5月23日に出るんです。実はこのDVDは、前作『温厚な上司の怒らせ方』の第2弾で、今作は、家族とか友人とか、自分にとってより大切な人たちを怒らせる方法を、50個くらい映像化したものです。第1弾が思いのほか、大ヒットしたので、これも売れるといいなあと思います。」
市川「ノリアキも、夏にファーストアルバムを出そうと動いています。今は楽曲を作っているところで、これも相当なクオリティーなものになりそうです。水野愛也の本も5月か6月に出します。これは、なんと、メジャーレコード会社からDVDも出せることになりそうで・・今年だけで、DVDは7枚出す予定なので、これから楽しみばかりです。」
-ユキ’s eye-
好奇心が留まるところがない方ですね。人にお世話することで、その方が笑顔で喜んでくれて、「ありがとう社長」って言われることを楽しんでいらっしゃることに満足していらっしゃるのだと思います。
周りの方々のプロデュースに長けていらっしゃいますが、最終的には自分ブランドを確立されたいと思っていらっしゃるのではないでしょうか。
現状に満足しないその姿勢も、あふれる好奇心をささえていらしゃるのでしょう。
臼井「今後のことでは、もちろんご自身がプロデュースされている方が一番気になると思うのですが、そのほかにぜひ会ってみたい人か、気になる方はいらっしゃいますか?それから、気になるといえば、ご自身のマイブームも教えていただけますでしょうか。」
市川「言ってもいいんでしょうか?(笑)。会いたい方はたくさんいらっしゃいます。
今まで、一番会いたかったのは、長渕剛さんなんですよ。実は、長渕さんに関しては、あんまりにも回りに「好きだ好きだ」言い過ぎて、一緒に仕事したことがあるんです!NHkのBS特番でした。で、レコーディング現場におじゃまさせてもらったり、間近で弾き語りライブを体験したり、ご自宅にもご本人に中を案内されたことがあって、すごくうれしかった。今までの仕事で一番の思い出です。またお仕事でご一緒できれば、うれしくて泣いちゃうかも。」
市川「それから、ウディ・アレンが大好きです。自分で作・演出、そして出演。自分で作ったモノを自分で演じられる人、自作自演系の人が大好きなんです。お笑い系の人だったら、なおさらです。」
市川「それと、さんまさんも大好きなんです。さんまさんが初恋の人なんです(笑)。「踊るさんま御殿」は、「オフィスぼくら」がやってるんですよ。昔、社長に連れられて「恋のから騒ぎ」の収録見学をしたとき、あまりに面白さにほんとにビックリしました。2〜3時間、ずーっと同じ高い位置で面白いんです。ほんと感動しました(笑)「さんま御殿」で、いつか、うちのノリアキが雛壇で出てるとか、「さんまのまんま」に水野愛也が対談してるとか、そういうことになったら、マネージャー冥利に尽きますね。」
市川「あとは、養老孟司さん。うちが出す、古屋監督のDVD作品の帯に宣伝文いただけたりしたら、本当にうれしい。あんなにくだらないDVDを「脳にいい」とか推薦してもらいたい(笑)タイタンの太田光代さんにもお会いしたいですね。タイタンって、爆笑問題の太田さんの事務所で、奥さんでもあるんです。尊敬しているんですよ。会いたいです。きっと話が合うんじゃないかって(笑)太田光代さんの商品は、私と同じで「おもしろい人間」なんですよね。売れない頃からずっと爆笑問題さんを支えていらっしゃって、共感するところもあります。女性として憧れているという感じです。
」
市川「個人的に凝っているのは、2つあります。1つは東京に来てからずっとですから、もう10数年なんですが、毎日ゴマを食べるんです。みそ汁や鍋焼きうどん、ラーメンとか、汁物にだだだっーっと入れます。おわん1杯くらい入れて、ひたひたにしてスプーンですくって食べるんです。毎晩、このときが一番幸せです(笑)。
」
市川「それから、お笑いの番組を見ることです。小学生くらいからずっと好きなんですが、気に入ったのは保存版にして録画してあって。私のベスト・オブ・テレビはフジテレビの27時間テレビの中でやっていた「恋のかま騒ぎ」ですね。2005年版が特に好きです。さんまさんの「恋のから騒ぎ」のパロディなんですが、この番組にいたっては、もう軽く200回は見ています(笑)本当に面白すぎです。そういう、気に入った番組を見ながらゴマを食べるのが、最高に幸せです(笑)。
」
-ユキ’s eye-
お笑いのテレビを見るのが好きだとおっしゃる経営者の方は、本当に多いですね。経営者にマイブームをうかがうと、半分くらいの方がバラエティ番組が好きだとおっしゃるような気がします。
おそらく、笑いによってストレスが発散されたり、頭の中がリセットされるのでしょうね。
臼井「最近は、ずっと起業ブームと言われ続けていますよね。今年は団塊の世代が退職して、起業する人も多いとも言われています。そういう方々へのアドバイスとか、経営されているうえでのモットーがあれば教えてください。」

市川「起業される方へアドバイスですか。あまり偉そうなことは言えませんが、自分の経験からいうと、一番身近な人が反対することは、最終的にうまくいかないことが多いですね。」
市川「たとえば誰かと出会って、おもしろい企画があるとするじゃないですか。自分はその企画のおもしろさに夢中になっているから、興奮していて冷静な判断ができないこともあるんですよね。特に、私なんかもほんとに身近な人からみたら「衝動派」と言われて、諭されることも多くて(笑)」
市川「身近な人はほんとに意外と事態を冷静に見ていて、「この人との企画はうまくいかないんじゃないか」とアドバイスされたりする。身近な人のアドバイスを無視しているつもりはないのですが、そういう時はそのアドバイスの真意をくみ取れなかったり、結局聞いていなかったりするんです。興奮していますから。それで、あとでしっぺ返しをくらったりして、「ああ、そういえば前に忠告されてたな」って思い出したり。反省することも多いです。」
市川「経営については、当社は今は、DVDが中心ですから、テレビとはある意味競合ともいえると思うんですが、テレビの人がやれないようなこと、実現にいたらないことをやりたいと思っています。普通は、テレビ番組をDVDにするのが主流ですが、その逆で、DVDをもとにしてテレビにまた入っていきたいと思うんです。」
市川「当社の商品で、「スカイフィッシュの捕まえ方」というのがあるんですが、これもテレビではなかなかやれない企画なんですよ。いわゆる、会議ネタに近くて「面白いけど、出来ないよ」「数字が取れないよ」っていう(笑)でも、どちらも数千枚売れています。こういう商品から、いろんな仕掛けを考えたり、テレビをはじめいろんな展開ができたらいいなあと思ってます。海外で販売できたら夢があっていいなあとか思います。」
市川「あと、心がけているのは、ダメ出しはしないことですね。当社の会議は、「ただのダメ出しはしない」という暗黙の了解があるんです。意見があるなら、上乗せして言えよ、みたいな。そんなに深く考えないで『つまんない』とか『ダメ』とか言うことってありますよね。でも、これがアイディアを潰すことがすごくあると思います。だから、誰かから意見やアイディアが出れば、基本的に即「ダメ」とか「お金がありません」とか言わないようにしようと思っています。
」
市川「実現がむずかしい企画でも、「なるべく考えます」という姿勢でいようとは心がけていて、「おもしろいですね」って一旦は乗って、乗った上でできる方法を探そうと思ってます。これがなかなか難しいんですけど・・(笑)」
市川「私が放送作家でネタを出してたとき、プロデューサーからよく言われていたのが「予算がないからできないよ」とか「日数が無理じゃん」とかすごく多かった。今になると自分がその立場だから、痛いほどよく分かるんですけど、当時は、言われる立場でしたから、そういうのは全く考慮せず、好きなことを言ってたし、提案していた(笑)だから逆の立場になった今は、即NOとは言わないような、プロデューサーになりたいなあと思ってます。」
-ユキ’s eye-
起業したときは、初頭効果で行け行けドンドンという傾向あります。市川社長の「親しい人からのアドバイス」というお話は、「第三者の一歩退いた目」の大切だと感じますね。また、DVDの企画にしても、中小企業のあるべき姿を感じます。大手がやれることをやったら、数のパワーで負けてしまいます。やっぱり穴を狙って逆に価値があることを見せていくのが中小企業です。

-ユキの編集後記-
自分のやりたいことが一通りやり終わるのは、いくつになるのでしょうか。市川社長のしなやかな転身をうかがうと、そんなことを考えてしまいます。
日本には1つの所に落ち着かなきゃいけないという思想がありますでも、私はいろんなことにチャレンジしていきたい。社長をやるだけではなく、作家の仕事をしたり、マスメディアに出たり。市川社長も同じタイプですね。たぶん、「1つの所に落ち着いてろ」と言われたら具合が悪くなってしまうタイプ。今後も、いろんなことをやって欲しいですね。それから、「物事をできる」という前提から入る人と、「できない」という前提から入る人では、結果が全然違うと思います。できない理由は簡単に探せます。お金と日数、マンパワー……。ところができる理由はなかなか探せません。そのできる理由を考えて、やはりなるべく形にしていくのは、物作りのあるべき姿ですね。まずイエスから入る!とてもいい考え方です。
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