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>> ようこそ! ドクターユキオフィスへ >>丸山学氏

ようこそ、ドクターユキオフィスへ!


社長、経営コンサルタント、発明家、数々の資格・学位取得者としてジャパン・ビジネスの波間をしなやかに駆ける臼井由妃が、時代を牽引するゲストに迫る対談コーナーです。
連載第二回目のお客さまは、行政書士として起業家を法務面からサポートする活動を行うと共に、起業のメリット・デメリットを分析し、ノーリスク起業法をコンサルティングする丸山学氏。
起業家をサポートする氏が独立・開業したきっかけは何だったのか? 準備期間や開業直後に行った奇想天外な活動とは? そして将来の目標は?
  ドクターユキならではのシャープ&ホットな質問、にゲストの意外なホンネが飛び出すスペシャル・トークをお届けします。

PROFILE
丸山 学 
MANABU MARUYAMA

1967年9月22日生まれ、埼玉県出身。丸山行政書士事務所 所長、有限会社丸山事務所 代表取締役、296会社.com顧問、起業家支援団体NPO法人Jungle理事、起業家支援団体NPO法人チェインズ法務顧問。民間企業の経理・総務課長職を経て、2001年8月、地元埼玉県に行政書士事務所を開業。起業家を法務面からサポートする活動と共に、起業のメリット・デメリットを徹底分析し、ノーリスク起業法をコンサルティングする。「資格企業」という言葉を発案し、一般に浸透させた(現在、商標登録出願中)。行政書士として年間200件近くの起業をコンサルティングしている他、自らが実践して確立したノウハウを満載した有料メルマガ『資格でメシが食えるか!?』が、メルマガ配信サイト「まぐまぐ」で連続で上位にランクイン、また、3期目をむかえた通学講習の「ノーリスク起業予備校」は士業の方を中心に好評を博しており、NHKでも紹介されるなど、「起業」業界の第一人者として活躍している。主な著書に『資格で起業』(PHP研究所刊)、『ブログではじめるノーリスク起業法のすべて』(同文館刊)、『賢く稼ぐビジネスマンならめざせ!週末社長』(同文館刊)など。
PROFILE
臼井 由妃
YUKI USU
I

1958年生まれ。東京都出身。東京家政学院短期大学家政学部卒業。株式会社健康プラザコーワ代表取締役。短大卒業後、さまざまな職種を経験し1991年、33歳で28才年上の夫と結婚。同年、病気を機に一線を退いた夫にかわり健康器具販売会社経営の道に。1995年に発明した男性機能補助用具「パワーリングネオ」は、2005年現在40万個を売る大ヒット商品に。1998年「健康医科学博士号」、ハワイアンカレッジより「名誉学術博士号」、2000年「経営学修士(MBA)」、2001年「理学博士号」を取得。平凡な主婦が社長に転身、5年で100億円企業に成長させる。現在、起業プランナー、経営コンサルタント、発明家、作家として活躍中。健康・美容・ダイエットの分野にも精通し、若い女性に多くのファンをもつ。全国で行われる講演は年間約100件にのぼり、官公署、地方自治体、学校法人、中小企業団体など幅広く行っている。2003年、日本テレビ系「マネーの虎」に出演。温かさと厳しさが備わったコメントにより人気を博す。「忙しい人の即効!勉強術」「Dr.ユキの楽学合格法―資格で億万長者になる」「金なしコネなし経験なし社長の超・経営術」等著書多数。


臼井 今回は行政書士の丸山学先生をお迎えしています。丸山先生、お越しいただきありがとうございます。気さくな先生ですので、私も気軽にお聞きしたいと思います。この対談でお会いする方にはいつもお聞きしているんですが、お互いの第一印象から話を始めさせてください。

丸山 はい。よろしくお願いします。

臼井 丸山先生に最初お会いしたとき、著作を読ませていただいてたので、正直もう少し硬い方かと思ってたんです。そしたらお名前の通りすごく丸くて人当たりが良くて、同じ行政書士の仲間としてすごく嬉しく感じたのと、目力を感じました。また、優しいというだけでなく、かわいいという感じがしました。

丸山 ありがとうございます。私も、周りの人から全体の雰囲気や人柄などを聞き知っていて、チャーミングな方だろうなと想像していたのですが、本当にその印象通りだと思いました。

臼井 先生の場合、起業というよりも開業といった方が正しいかと思うんですけど、独立されたキッカケをお聞かせ願えますか。

丸山 基本的には、何でもいいので独立したいなあ、というのがまず先にあったんですね。当時、小さな会社に勤めていたんですが、ただ独立すると言っても妻にも不安や抵抗があるんですね。それで、ちょっと嘘をつきまして・・・・・・

臼井 嘘をついたんですか? サムライ業の方は嘘をついちゃいけないんですけど?

丸山 そうですね。行政書士法違反になっちゃいますね。まあ、とにかく妻を安心させなければいけない、独立もしたいということで、『資格を取って独立すれば、間違いないんだよ』っていう思い切った嘘をつきまして。それでまずは資格を取り、その後うまく開業になだれ込んで行った・・・・・・という感じです。

臼井 行政書士を選ばれたキッカケって、何だったんでしょう? 弁護士とか弁理士とかいろいろありますけど。

丸山 なにせ、妻への嘘がスタートなものですから・・・・・・。まあ、士業の資格の中ではそんなに難しい方ではないですよね。私の中では、資格で何かをしたいと言うよりは、「独立したい」というのがまずありましたので、そこは費用対効果ではないですけども、妻と世間への信用を得るということが第一条件だったので、まあ行政書士でもいいのではないかと思いまして。

臼井 それで行政書士を選ばれて、独立のひとつの手段として試験を目指した、と。

丸山 そうですね。

臼井 失礼なことを伺うようですが、お勉強期間とか、どんな感じだったんですか?

丸山 恥ずかしくてあんまり言いたくないんですけど、3回目の受験でようやく受かったんです。

臼井 でもこれを読んでいる方の中には、ホッとしている方もいらっしゃると思いますよ。

丸山 最初の2回は独学でやってみたんです。

臼井 それは無謀です。はっきり言って。

丸山 ですから、臼井先生の本(まだその頃出版されてなかった『即効勉強術』)を先に読んでおけばよかったと、この前つくづく思いました。独学でやっていると、何の情報も入ってこないんですね。

臼井 先生が合格されたのは、試験制度が変わった年ですよね?

丸山 制度が変わって、ようやく受かったんです。その前は論文があって、いつもそこで落ちてたんですね。どんな問題が出るか予想もつかなくて、いくら文章が書けても、さすがにテーマについて知らないとどうにもならない。そんなマヌケな受験時代もありまして、ようやく3回目で受かったと。

臼井 まあ3回目でようやく勉強方法をチェンジして、でも実際は1回で合格してるってことですよね。

丸山 素晴らしいプラス志向ですね。

臼井 超プラス志向なんですけど。そういう先生であっても、著作をたくさん書かれて、クライアントさんもたくさんいて稼いでいらっしゃるって見本ですから、今後の受験生のはげみになるのではないかと思います。

 

臼井 試験に合格なさって、すぐ開業されたわけではないですよね?

丸山 基本的にはすぐに開業したかったんですが、そのころまだ会社に勤めていて、資格を取ったからといって妻が許してくれるものでもなかったんです。で、また嘘をつくはめになりまして。また嘘で塗り固められる人生が始まることになるんです。次はですね、『会社をリストラされた』って嘘をつきまして。

臼井 それは、いいんですか?

丸山 これは、良い悪いの前に演技が大変なんですよね。この日に妻に告げよう、ということを事前に決めて実行するわけですから、その日以前にすでに会社を辞めてたんですけど、会社から帰ってきたふりをして19時ごろ帰宅して、いざ演技スタート!なんですが、『リストラされた』っていう迫真の演技がなかなか難しいんですよ。私はその日1日の演技がばしっと決まれば、後はまあいいだろうと思ってたんですが、だからと言ってすぐに独立開業を許してもらえるわけでもないので、転職活動するふりをするわけです。

臼井 するわけですね。

丸山 これが結構大変なんですよ。朝ですね、就職情報誌を見て電話しているふりとか・・・・・・。

臼井 いいんですか、それ?

丸山 いやいや、いいんですね。電話をかけるふりをして、『何時に面接』なんてメッセージを妻宛に残してったり。

臼井 実際に面接に行かれたんですか?

丸山 いや、行きませんでした。もうその頃には独立しようと決めてましたので。ただ、妻は従来通り働きに出かけてくれるわけですね。かと言って家で寝てるのもどうかなと。妻が急に帰ってきたらまずいものですから、どこかに出かけて時間をつぶして、また帰ってきて。これホント演技が大変なんですけど、不採用の連絡が電話で来たようなふりをどこかでしなければならないんですよね。

臼井 これは良いお話ですね。逆に先生、リストラされた経験のある人にとっては・・・・・・。

丸山 身に覚えのある話かもしれませんね。これが結構大変な作業でして。『30歳を過ぎると就職って厳しいんだなぁ・・・・・・』とかぶつぶつ言いながら、先に行政書士の登録だけしておこうと思ったんですね。そんなことをしているうちに、なんとなく開業へなだれ込んで行ったという・・・・・・

臼井 準備期間はどれくらいだったんですか?

丸山 その「演技」の半年間くらいですね。演技が3ヶ月くらいで、そこから登録されるまでにまた3ヶ月くらい掛かりまして。ですから実質6ヶ月間くらいが準備期間みたいな感じです。



退職の日まで、会社に貢献することを考えて仕事をしていました臼井 行政書士もそうですけど、開業したからといってすぐにクライアントさんが見つかるわけじゃない。特に、サムライ業の先生方って一般的には営業活動をなさらないですよね。ところが先生の著作を読ませていただくと、先生は猛烈な営業活動をなさるわけですよ。ある日をキッカケに、みたいな。その方針は準備期間の間に考えていたんですか?

丸山 実は、経営だとか起業だとかマーケティングだとか、全然知らなくて、起業してから起業家の方に「それは起業オンチだね」って言われたくらい。開業はしたものの、何をすればいいか本当に全然分からなかったんです。

臼井 とりあえず開業して、看板上げて・・・・・・

丸山 事務所まで借りちゃったんですね。

臼井 良くないパターン・・・・・・

丸山 良くないパターンですよね。良くないんですが、事務所まで借りて、登録式が終わって、次の日事務所に座ってみたら、やることないんですよ。

臼井 ないですよ。だってクライアントさんも来ないし。

丸山 お客さんも来ないし、何かよくわからないけど、飛び込み営業でもしないといけないと思ったんですよ。

臼井 そこが先生のエライところで、普通は営業しないんですよね。

丸山 ずっと座っちゃいますかね?

臼井 座っちゃって、あとはだいたい血縁関係をたどるとかですね。

丸山 あの、残念ながら人脈みたいなものも持ってなくてですね。

臼井 じゃあ逆に言うと、人脈みたいのがなかったから、営業に回ったってこともあるんですね。

丸山 そうですね。何もなかったので、じゃあ根性営業をしようと。1日100件飛び込み営業するとか、よく本で見かけるじゃないですか? 仕事を取るということはこういうことなのか、と思いまして。やろうと思ったんですけど根性がなかったんですね、残念ながら。根性営業すればいいんだ、ってところまでは気付いたんですけど。

臼井 でもそれは、ちょっと違うと思いますよ。売るものが見えないものじゃないですか? 例えば物販とか保険なんかだと『こういうアイテムができました』って言えるけども、サムライ業だと具体的に見えませんよね。そのあたりが、ご苦労された点なのではないでしょうか?

丸山 そうですね。まあ根性がなくて100件も飛び込み営業出来なくて、1日4件くらいだったんですけど、だいぶ少ないですよね。飛び込むまでに結構時間がかかるんですね、根性がないと。30分くらい店の前うろうろして、ようやく不動産屋に飛び込むというような状態だったんで。で、4件だったんですけど、問題は売るものが何なのかよくわかんなくて。

臼井 そういう丸山先生、私好きだな。

丸山 パンフレットに書いてある通りの業務を名刺にズラッと書いて、その名刺を持って飛び込んだ営業先で一番困ったのが、『建設業の許可取りたいんだよね』って言われたこと。相手にしてくれないのはまだ良いんですけど、これほど困ることはないですよね。

臼井 でも、名刺に「建設業」が書かれていたから、お客様がそういう依頼をされたわけですよね?

丸山 そうなんですけど、とりあえず書いてはみたものの、当時はそれが何なのか本当に全然分からなかったんですよ。

臼井 行政書士の業務って多岐に渡ってますからね。得意ではない業務だと戸惑ってしまうこともあるかもしれませんね。

丸山 『建設業の許可を取りたいと思ってるんだけど、いまこういう状況なんだ』って言われた瞬間フリーズしちゃいました。よくわかんないんで、これまずいなあと思って、とりあえず逃げなきゃ、と。自分で飛び込んだくせに、『今ゆっくりお話しする時間はないので、また後で電話します』って言って帰ったんですね。飛び込んでおいて“時間がないので”って帰っていく人も珍しいんですけれども。

臼井 そういう“珍しい”エピソードがあったということは、先生の第1号のお客様って、先生のことよく覚えてますよね? 

丸山 おそらくそうだと思います。ひとつは縁故で回ってきた仕事だったんですけど、自分で獲得したという意味では、飛び込んで“今時間がないんです”って言った相手が最初かな。帰ってからいろんなところに電話したり本読んだりネットで調べたりして、どうやら建設業許可ってこういうものらしいというのを頭の中に入れて、もう一度電話して行ってみたんです。

臼井 じゃあ開業後のお仕事第1号は、建設業の許認可?

丸山 そうですね。でも、結局宅建業に変わっちゃったんですよ。そこは宅建業も持っていて、変更の手続きとかいろいろやってましたんで、結局それが第1号みたいな。

臼井 思い出深いですね。

丸山 今はそちらのクライアントとのお付き合いなくなっちゃったんですけど、同じ地元だし、すごく思い出深い、その店舗前を通ると今でもちょっと笑ってしまいます。

 

 

後編に続く→


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