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ドクターユキオフィストップ >> ようこそ! ドクターユキオフィスへ >>松尾 昭仁氏後編

臼井「現在のご活躍まで、いろんな職歴を経験されていますが、起業家ブームの風潮について、どうお考えですか?」
松尾「2つ考えがあります。
1つは、全然悪くないということです。やっぱり、人生の主役は自分ですから、みんな自分という小説を自分で書いているんですよ。僕の場合、作・松尾昭仁、主演・松尾昭仁なんですよね。それなのに、ずっとやりたくない仕事を、たとえば「奥さんのため」「子供のため」と言いながら、人生を全うしてしまっても、はたして面白いのでしょうか。
」
松尾結局、「人のため」と言いながら、恩を押しつけているんですよね。でも、押しつけられたほうはたまったもんじゃない。押しつけられたほうにしてみれば「自由にやればいいじゃん」って思うでしょう。
そんなことは、子供達だって言われたくないはずです。結局、今の子供たちが社会に出たくないのは、親が悪いと思うんです。親が会社に行くのが嫌だとか、親が日曜にゴロゴロして「忙しいから仕方ない」とか言っていては、子供だって社会に出たくなくなりますよね。僕は、「パパは好きで仕事やってます」って言います。子供のためなんて言いません。娘なんて、早く社会に出たいと言っていますよ。
」
松尾「もう1つは、簡単に言うと、サラリーマンを嫌で辞める奴が、起業なんてできっこないということです。逃げで起業しても成功はしないだろうし、万が一成功しても、続かないでしょう。私が自分の経歴をお話すると、「よくめげなかったね」と言われることがあります。でも、僕の人生だから、めげたところで、誰かが何かをしてくれるわけではない。私は、自分の心地いい空間を自分で作る努力をしているつもりです。」
松尾「いつも、判断基準はかんたんです。その仕事を「やりたい」か、「やりたくない」か。その人と「付き合いたい」か、「付き合いたくない」か。あまり悩んだことはありませんよ。情熱を持ってできるかどうかを考えたら、答えは簡単ですから。悩んでいるようで、実は結論は決まっていたり。情熱が持てないなら、勇気ある撤退です。はしごを取る勇気がないのなら、ビジネスをやってはいけないと思います。勇気のない経営者は、周りを不幸にしてしまいますから。」
-ユキ’s eye-
私は、判断や決断をすぐにできるのが経営者だと思っています。それができなければ経営者にならないほうがいい、というのは松尾さんに同感します。現実には、二者択一どころか十者択一のことだってあります。そこで悩んでしまっては、1日ではすみませんし、結局ビジネスチャンスを逃してしまいます。自分がどの方向に進めば気持ちいいのか、という判断基準は大切です。
臼井「御社の一番のセールスポイント、他社に負けない一番のウリを教えてください。」
松尾「セミナーに関して言えば、私自身、セミナー講師になったのが、去年の1月です。まだ1年10ヶ月しかない。たかだか1年10ヶ月でも、セミナー講師になれるし、なおかつセミナー講師に教える立場にもなれるということです。
それくらい、今の時代は速くなっている。石の上にも3年とか、10年とか、そういう世界ではありません。」
松尾「逆に言うと、セミナー講師には誰でもなれると言いたい。よく教育産業なんかで、「自分はセミナー教師を20年やっています。おまえも5年、10年は我慢しろ」なんて言う人もいますが、私にはそんなことは言えません。そんな教え方はできません。今現在、セミナー講師の経験やノウハウがなくても、当社に来ていただければ何とかなる、というのが強みなんです。」
松尾「私の講座を受けるまでは、田舎のホームページ制作会社の社長で、今はもう講演を10回ほどやっていらっしゃって、商工会議所からも「先生」と呼ばれている方もいらっしゃいます。
セミナー講師やコンサルタントと聞くと、敷居が高いように思われがちです。一部のエリートしかできないというイメージがありますが、自己実現という意味では、町のカルチャーセンターの先生になれれば十分だと思うんですよ。
」
松尾「セミナー講師はいろんなジャンルがあるし、セミナーを受ける側にもいろんな人がいます。たとえば車なら、F1とかF2のプロドライバーがいますよね。でも、そんなトップクラスの人は、全体から見るとすごく一部です。自動車教習所の先生は、F1のプロドライバーに教えるわけではないですよね。主に、普通の人たちに対して教えています。」
松尾「学校の先生も同じです。東大文学部をトップの成績で卒業したからといって、いい小学校の先生になるわけではないですよね。
ということは、自分よりも少し下のレベルの人たちに、わかりやすく教えられるのならば、誰しも先生側、講師側に立てるということなんです。
難しいことを、難しく教えるのは自己満足です。自分は小難しいことを知っているんだぞ、という態度は大学教師だけで十分ですよね。
」

松尾「これからは、スーパー素人が素人を教える時代なのです。私の本だって、スーパー素人である私が、素人の方に向けて書いています。だからこそ、私が書いた本は『誰にでもできる セミナー講師になって稼ぐ本』というタイトルなんですよ。」
松尾「この本も、「私は本嫌いなんですが、松尾さんの本は一気に読めました」と言ってくださる方がよくいらっしゃいます。「こんなに読みやすく、どうやって書けたんですか」と聞かれるんですが、私が難しい言葉を知らないからです(笑)。 でも、それでいいと思うんです。」
セミナー情報:http://www.next-s.net/kigyou/seminar00.html
セミナー講師プレミアム倶楽部:http://www.next-s.net/kigyou/premium00.html
-ユキ’s eye-
難しいことを、難しく教えるのは簡単ですが、難しいことをわかりやすく教えるのはスキルが必要です。難しいことを難しく教える人は、耳障りのいい言葉を並べるのですが、終わってみると「何だったんだろう」とテーマすらよく覚えていないような講演を聴いたことがあります。
臼井「いま、御社が事業を営まれている中で、いろんな出会いがあると思いますが、最近あった出会いでおもしろいエピソードがありますか。」
松尾「やはり、『誰でもできるセミナー講師になって稼ぐ本』を出したときのことです。僕は、セミナーとは、「人生を劇的に変えたい起業家のためのもの」と思っています。私自身、劇的に変わりましたから。しがない名刺屋、しがないNTTの代理店が、セミナー講師をやることで、いわゆるセミナー講師側の方々とお友達になれたんですよ。
「ああ、こういう講師の方々も普通の人なんだな」とイメージが変わりました。
」
松尾「もちろん、周りの人に「書くよ」「書きたいな」ってずっと言っていたこともあります。本当に、人的ネットワークは一生の財産ですね。たとえばたとえば自分のものを全部奪われたとしても、人の心までは奪えないですから。」
松尾「本を出してからもう10人くらいの起業家を、出版社に紹介しました。だから、「何かギャラでももらってるの?」なんて聞かれることがあります。
もちろん、もらってませんよ(笑)。僕が本を出して人生が変わったから、みんなにもこの楽しさを味わってほしいと思っているだけです。そうすると、ありがとうと言ってくれます。
」
松尾「そのうち、何かイベントがあるときに、松尾さん呼ぼうか、となったりします。
返ってこなくてもいい。でも、分母を大きくすれば、返ってくる率は同じですから、つまりたくさんの人に紹介すれば、その分たくさん返ってきます。そのいうふうに捉えています。」
-ユキ’s eye-
このあたりは、起業家のみなさんに私も伝えたいことですね。目先の利益に走って結局損をしてみたり、一般常識もないうちに大物ばかりを狙って、こてんぱんになって恨んだり。恋愛もそうですが、私はこれだけ好きなのに、提供していたのに、と思っているうちは、思いが通じませんよね。
松尾さんは、普段から人とのお付き合いを大切にしている方なので、本を書きたいとおもった時にオファーがあったのは当然です。ウンは、いつも人が運んできてくれるものですから。
臼井「松尾さんの本『誰でもできる セミナー講師になって稼ぐ本』を読んで、自分なりにアレンジすれば、第2、第3、第4の松尾さんだって出てくるわけですよね。」
松尾「もちろん、そのつもりで書いていますよ。
よく、「ここまで書いていいんですか」と聞かれますが、全然かまいません。僕は、ノウハウを隠そうとはしない。だって、情報は出せば入ってくるじゃないですか。」
松尾「むしろ、どんどん僕のノウハウが広まっていけば、業界の底上げにつながって、いいことだらけですよね。
講師になるためのセミナーは、だいたい月に1回ほど行っています。起業家向けのものありますよ。
」
松尾「臼井さんにも出ていただく「THE起業家スペシャルセミナー」が12月9日で、一番最近の予定ですね。ほかにも、行政書士の丸山学先生、船井総合研究所から主任コンサルタントの渡部啓子さん、輸入ビジネスを手がけられている株式会社マルオの代表取締役 大須賀祐さん、もう1人がインターネットで起業されている作野裕樹さんという方です。」
松尾「講師になるためのセミナーは、12月16日に「人生を劇的に変化させたい起業家のためのセミナー講師&主催者 戦略セミナー【講義型スペシャル】」を予定しています。これまでセミナー講師養成のセミナーを受けた人は、総数で400人を超えています。400人の人が10人ずつノウハウを受け継いだら、それだけでも4000人ですね。
」
松尾「本も1万部以上売れていますので、そこから派生的に受け継がれているとすると、もっと多いですよね。本だけでも十分セミナー講師になれるノウハウは書いていますから、本を読んだ人から「セミナーやりました」という報告メールもいただいているんですよ。
そういう意味で、「セミナーは大先生でなければできない」という思い込みはずいぶん破ってきているんじゃないかと自負しています。
」
-ユキ’s eye-
セミナー講師は誰でもできるもの、セミナーは気楽に参加できるもの、と考えたほうが、参加する側も楽ですよね。私もよくセミナーに主催者の方にあまりに権威づけられると疲れてしまうことがあります。私は難しい言葉を使わないようにしているのですが、主催側が難しいことを要求されることもあります。でも、聞いている方は面白くありません。常に、聞いている方のことを思って、ため息をつかれてしまうような内容にはしたくありませんね。
臼井「最後に、みなさんにマイブームを聞いているのですが、何かあれば教えていただけますか。」
松尾「早起きです。
ちなみに今日は4時50分に起きました。できる社長は早起きだとかよく言いますよね。前は、「そんなわけねえじゃん。遅くまで働いてるのに早起きなんてできねえよ」と思っていたんですよ。
」
松尾「でも、やっぱり自分が経営者になってある程度ちゃんとしてくると、だんだん分かってきました。夜仕事をやっているということは、ある意味思考が少し止まっている状態で、しょうがなくやっているんです。
だったら、逆転させて、朝5時くらいからオフィスにいれば、夕方5時までで12時間ですよ。
仕事するには十分な時間ですよね。社員が来るまでの間に、指示は全部与えてしまって、こっちは自分の作業ができます。」
松尾「もう、この半年ぐらいは続いていますね。遅くても8時には会社に出てきていますし、早いときは3時50分とか。朝だか夜だか分からないような時間に来ていることもあります(笑)。
でも、ちょうどいいのは5時くらいですね。朝の独特の空気がいいですし、自分だけの空間のような気がするのも格別です。小鳥がさえずったりして。」
松尾「別段、続けようと意識しているわけでもないので、マイブームと言っていいかも分かりませんが、行き着いたところが早起きという感じです。
早起きすると、夜7時くらいには家に帰れます。子供と一緒にご飯を食べて、子供と一緒にお風呂に入って、9時くらいには寝ちゃうんですよ。
」
松尾「周りの方からは、「やっぱり寝るのは2時くらいですか?」なんて聞かれるんですけれど、私にとっては起きようかという時間ですね(笑)。
当社は、夜7時くらいには留守番電話になりますよ。みんなにおかしいって言われるんですけれど。ITっぽい会社なのに、なんで7時くらいにみんないないの?って。でも、こっちにとっては夜だから帰る、って感じなんですよね。
」
松尾「オススメですよ。家族との時間も確保できますからね。いま、僕は39歳です。以前は、「40歳になったら、もうちょっと仕事が落ち着いて、週休は絶対2日とる」「長い旅行に行く」とか思っていましたが、まだまだこの生活を続けていくつもりです。変わりませんね。
」
松尾「楽しみはもう少し先でもいいかなと思っています。でも、おそらく10年後も今と同じようなことをやっていると思うんです。やらされているわけではなくて、好きでやっていますから。」
松尾「仕事が体にインプットされていて、楽しいんですよ。仕事を好きでやっていて、楽しい。この生活は、たぶん10年後も続けているでしょうね。」
-ユキ’s eye-
理想的な生活をされていると思います。私も行政書士の勉強をしていた頃は超朝型でした。健康については専門ですから、いかに熟眠するかについてはノウハウを知っていましたから、試してみようと。一番早くて、2時に起きたこともありますが、これはちょっと早すぎだなと思って、5時にしました。
それから、仕事が体にインプットされているのも同じです。「もう少しちゃんと休もう」なんてよく言っているのですが、本当に休むと具合が悪くなったり。でも、仕事を道楽化できないと、中小企業の経営者はとうてい務められません。
-ユキの編集後記-
とてもリズミカルにお話しされる楽しい方でした。
私が嬉しかったのは、松尾さんの転機の中で、たびたび本が登場することです。
たくさんの本を読んでいらっしゃって、そのノウハウを自分のものにされています。
聞いてみると、本は線を引きながら読まれるとのこと。「本ほどお金のない起業家にとっていいものはありませんよ。成功している方のノウハウが、たかだか1500円くらいの本にまとめられているんですから」とおっしゃっていました。私もまったく同感です。
本は安く手に入るうえ、いつでも、どこでも、何度でも読めます。ちょっと視点を変えれば、自分がすぐに実行できるノウハウが満載されているのですから、起業家を目指すみなさんも、そうでないみなさんにも、オススメです。
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