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ドクターユキオフィストップ >> ようこそ! ドクターユキオフィスへ >>長沢 有紀氏


ようこそ、ドクターユキオフィスへ!

今回ゲストにお迎えしたのは、美人の女性社労士として業界で有名な長沢有紀先生です。
対談のきっかけは、なんとドクターユキのナンパ!?とあるセミナーで出会ってめでたく再会した2人は、初めから最後までハイテンション!起業、国家資格を取る秘訣、資格者特有の悩みから女同士の会話まで、幅広〜い話題をお届けします。

PROFILE
長沢 有紀
YUKI NAGASAWA

長沢社会保険労務士事務所代表。社会保険労務士、行政書士。 1969年に東京都に生まれる。共立女子短期大学家政科卒業後、三井信託銀行(現中央三井信託銀行)にて信託事務業務、信託窓口業務を担当する。
銀行勤務のかたわら、将来を考え、宅地建物取引主任者、社会保険労務士資格を取得。名門社労士事務所に勤務後、平成6年8月、25歳にて長沢社会保険労務士事務所を開設した。最年少社労士として注目され、多数の雑誌の取材を受ける。当時はめずらしかった女性社労士だが、順調に業績を伸ばし、その活動はマスコミの目にとまるほどに。平成6年から平成9年にかけて、社労士の大手専門学校にて非常勤講師を勤め、多くの合格者を輩出する。著書『女性社労士 年収2000万円をめざす』は、このジャンルでは異例のベストセラーとなり、資格業の成功者、女性の成功者としても注目される。  
プライベートでは、3児の母でもある。

長沢社会保険労務士事務所
http://www.roumushi.jp/

長沢有紀の戦い続ける女性社労士
http://blog.livedoor.jp/nagasawa0408/
PROFILE
臼井 由妃
YUKI USU
I

1958年生まれ。東京都出身。東京家政学院短期大学家政学部卒業。株式会社健康プラザコーワ代表取締役。短大卒業後、さまざまな職種を経験し1991年、33歳で28才年上の夫と結婚。同年、病気を機に一線を退いた夫にかわり健康器具販売会社経営の道に。1995年に発明した男性機能補助用具「パワーリングネオ」は、2005年現在40万個を売る大ヒット商品に。1998年「健康医科学博士号」、ハワイアンカレッジより「名誉学術博士号」、2000年「経営学修士(MBA)」、2001年「理学博士号」を取得。平凡な主婦が社長に転身、5年で100億円企業に成長させる。現在、起業プランナー、経営コンサルタント、発明家、作家として活躍中。健康・美容・ダイエットの分野にも精通し、若い女性に多くのファンをもつ。全国で行われる講演は年間約100件にのぼり、官公署、地方自治体、学校法人、中小企業団体など幅広く行っている。2003年、日本テレビ系「マネーの虎」に出演。温かさと厳しさが備わったコメントにより人気を博す。「忙しい人の即効!勉強術」「Dr.ユキの楽学合格法―資格で億万長者になる」「金なしコネなし経験なし社長の超・経営術」等著書多数。

臼井「今日はよろしくお願いします。最初に、社労士のお仕事内容を教えていただけますか?独立してどれくらいになられるのでしょうか?」

長沢「社労士は、会社の人事・総務系の仕事です。一番多いのは、中小企業と顧問契約を結ぶケースですね。業務内容としては、たとえば保険の手続きがあります。入社したら健康保険に加入して、保険証を作るとか、雇用保険に加入したりとか。辞めた時は資格を喪失させて、離職票をつくるとか。 」

長沢 「子供が生まれたら出産の手当金の請求をしたり、扶養に入れたり。こういう保険の手続きが、一番基本的な仕事です。けれど、このごろでは従業員トラブルの相談も多くあります。人事総務系ですから、法律にのっとって解決する方法をさぐったり。従業員トラブルは、それぞれ事情が違いますから、難しい仕事ですね。そういう意味では、コンサルタント能力が重視される仕事でもあります。 」

長沢「私は昭和44年生まれで、いま37歳なんですよ。生年月日を隠す方もいらっしゃいますが、私は歳を聞かれても全然かまいません。歳を取ることが恥ずかしいと思っていませんから。社労士として開業したのは、25歳のときです。つまり、開業して13年目ですね。 」



-ユキ’s eye-
普段はあまり意識しなくても、例えば会社勤めをなさっている方だったら、自分の見えないところで、社労士さんの力を借りているんですね。出産の時や結婚の時、何々手当てが付くような時には、気が付かないうちにお世話になってるケースが多いのでしょう。  
それにしても、25歳で開業ってすごいことですね!




臼井「今でこそ、若くして独立開業される方、資格をとってすぐに独立開業される方も多いですが、15年前の状況はどうだったのでしょうか?長沢先生のように若くして独立開業される方は珍しかったのでは?」

長沢「少ないですね。実は、今でも社労士の開業者の平均年齢は60ぐらいなんですよ。最近になって、30代ぐらいが少しづつ増えているんですが。10何年前ですと本当におじさんばっかりで、女性の社労士も少なかったです。」

長沢「だから、出る杭は打たれるではないですが、いろんなことがありましたよ。最近では、若くて独立するとプラスになることもあるかもしれませんが、その当時は若いというだけで認められない部分がありました。社長さんは、「若い女性が来た」ってことで、話は聞いてはくれるんですが、やっぱり仕事としては相手にしてもらえない。契約にならないんですね。もちろん、私が頼りなかったせいもあるんですけど。それから、役所でも、若くてそのうえ女性だから、どう考えても扱いが違うんです。似たようなことは、しょっちゅうありましたよね。 」

長沢「そもそも、私はあまり家庭的な方ではないんですよ(笑)。専業主婦で家にずっといるタイプではないなと思っていたんです。 短大を卒業したのがちょうどバブル期で、就職したのが銀行だったということもあるのでしょうが、同僚の女性はアフター5にみんなお花やお茶を習っている時代です。勉強なんかしている人はいなかった。お給料もボーナスもそこそこいただけますし、バブルでしたからね。 」

長沢「けれど、私は将来に不安を感じていました。もともとは、あまり問題意識や危機感を感じるタイプではないのですが、当時は「こんな時代は続かないだろう」と思っていたんですよね。それに、「銀行には長くいれないだろうな」と感じていましたから。使い捨てになりたくないなと。ずっと働いていくことを考えると、今のうちから中身を磨いていこうと思ったんです。当時は社労士が今のように社会に広まるかどうかまでは分からなかったんですが、そういうわけで社労士の勉強をしたんですよ。 」

-ユキ’s eye-
すごい着眼点ですね。バブルの時代に周りに流されず、将来に備えようと思ったことも、社労士を選んだことも、自分の性格や置かれている立場から最適だったのだと思います。





臼井「社労士さんの勉強って今でも難しいですけど、当時はもっと難関資格でしたよね?勉強するにあたって、社労士さんを選んだ理由はあったんですか?」

長沢「当時は、社労士は今ほど知名度がありませんでしたし、実はあんまり仕事内容もよく分かっていなかったんです。とにかく「資格、資格取ろう」「資格はすごい武器になるはず」と思っていた。それで、「じゃあ何だったら取れるかな?」と考えたわけです。税理士だと最低5年かかると言われたんですよね。それも悪くないんですけれども、私はある程度短期間に取れて、自分が取れそうで、と考えて、社労士にたどりついたんですよ。」

長沢「結局、2回目の試験で合格することができました。私は行政書士の資格も持っているのですが、こちらはもっと時間がかかりましたよ。3、4回くらい受けました。行政書士を受けたのは、社労士をすでに取った後のことで、もう開業していましたから、気が抜けちゃっていたのかもしれません。やる気がないとダメですね」

長沢「社労士資格をとったのは23歳の時なんです。すぐに独立したわけではなく、1年半くらい社労士事務所に勤めて、実務を勉強しました。」

長沢「でも、いずれ開業するつもりでしたから、「どうせやるんだったら中途半端なところではなくて、一流のところで学びたい」と思って、東京の有名な先生のところに押し掛けたんです。当時、私は埼玉の田舎に住んでいましたから、とても通える距離ではなく、押し掛けて無理矢理入れてもらったんですよ。」

-ユキ’s eye-
そうとうの行動力ですね。キーポイントです。弁護士だとイソ弁とか言いますが、とりあえず1年ぐらい勉強しようかと、近くの埼玉ではなく、どうせ勉強するんだったら厳しくて、ある程度有名で、力があって、と考える。むしろ女性の方が、こういう行動力を持っていることがあります。男性は自尊心にとらわれることもありますが、女性は「どうせ断られても、ダメでもともとよね〜」というノリで行けちゃうことがあるんですね。





臼井「ご自身が社労士の勉強を始められたとき、押し掛けて雇ってもらったとき、また独立開業されたときは、自分の人生設計はあったんですか?いまはご結婚されて、お子さんもいらっしゃるんですよね?そのあたりも含めた中から長期計画があって開業されたのでしょうか?」

長沢「私は、「今が大変でも10年後に楽したい」とか、先を結構見て考えちゃう方です。」

長沢「けれど、女性はやはり大きく物事を捉えるのが苦手なところがありますよね。私も、いろんな会社顧問していまして、女性の経営者の社長さん、従業員とか見ていまして、女性のダメな所ってホントに小さな所にこだわりすぎたり、短いところでこだわりすぎたりするところがあると感じます。もちろん、自分にもそういう部分があるので、努めて先を考えるようにはしているんです。 」

長沢「資格をとってすぐ独立したいと相談されることもあるんですよ。でもやっぱり、考えが甘いなと思うケースも多くあります。社長とか所長とか、自分で起業することがかっこいい、楽だという考えはあまり賛成できません。それこそ、もう少し長い目で考える必要がある。私も若いときは分からなかったんですが、実際に独立すると苦しいですよね。頭の中では24時間仕事していますし、ずっと考えちゃうような状況です。その覚悟ができていて、がんばれるのであれば、独立開業はすごく刺激的で楽しいことだと思いますが。」

長沢「資格を逃げの道具に使う人は案外、多いんですよ。今の仕事が嫌だから、と資格に走る人ですね。仕事柄、雇用保険の手続きを行いますよね。手続きする人の中には、転職をもの凄く繰り返している人もいるんですよ。」

長沢「例えば、結婚とかもそうですけれども、1回ぐらいの離婚とか失敗はあるにしても、何回も何回も失敗してる、つまり会社を繰り返し辞めている人って、やっぱりその人自身にも問題があるのではないかと思います。自分の生き甲斐を探すのは悪いことではありませんが、その会社で何年かでもがんばって、認められて「辞めないで」って惜しまれるくらいになってから起業しても遅くはないと思います。 」

-ユキ’s eye-
長期的な視点が足りないのは、私も思い当たるところがあります。例えば極端な例だと、女性はお洋服を買いにバーゲンに行って、タクシーで帰って来ちゃうところがあります。けれど、女性の欠点という部分も御自身でよく分かってらっしゃるから、それも長沢さんが成功されている一つのベースになってるんじゃないでしょうか。





臼井「15年経って、確固たる地位を築かれている長沢さんだからこそ分かると思うんですけど、侍業を成功させるコツはありますか?一言ではなかなか難しいと思うんですけど、どういう能力が必要ですか?」

長沢「最近は、マーケティングばかりを大切にしたり、ホームページとかインターネットだけ作れば、お客が自動的にやって来て、短期間に何百万、何千万稼げるとか、そんな話ばかりですよね。士業(サムライギョウ)でも、そういう話ばっかりが流行り始めちゃっています。」

長沢「でも、昔からビジネスの基本だった義理人情とか努力とか、人と人の部分を置き去りにされているのではないでしょうか。やっぱり、人対人が基本です。人脈を広げるとか、出来る限り人前に出て人から学ぶとか。最近、侍業を目指してる人は、すごく忘れちゃってるんですよ。」

長沢「士業だろうと、社長業だろうと、どんな仕事だろうが同じです。チャンスやお金も、情報も、自分が人に飛び込んでいったり、そういうところが成功の一番のポイントだと思います。たとえば、士業は飛び込み営業される方と、全然しない方と極端なんです。飛び込み営業をしても、お客様が爆発的に増えるということはそうそうないでしょう。 」

長沢「前の事務所では、けっこうやらされたんですよ。私も得意ではありません。苦手です。苦手で、すごく嫌だけど、勉強になりました。人と接したり、人を好きになるということはどういうことか、いろいろ学ぶことが多かったんです。そういう地道な部分を大切にしたり、人と人との接し方を知らなければ、長く続けるのは難しいのではないでしょうか。 」

長沢「私は、実はあまり人前に出るのが苦手なんですよ。誘われてやっと本を書く気になったくらいで。でも、最近は少しずつ人前に出るようにしています。それは、このあたりのことを訴えたいと思ったからでもあるんです。幸い、本は売れているようで、士業を目指す方々も「一発逆転でウン百万!」とか、そういう考えでない人もいるんだな、とホッとしているところです。」

-ユキ’s eye-
私も講演先でお話させて頂くときに、「チャンスは人が運んでくるもの。自分が運んできたとか、自分が手に入れに行くって思うのは大間違い」という話をします。そういう意欲は必要だけど、そういう意欲を見せても、受け入れられるような人間関係が出来ていなければ、「生意気な奴」「鼻っぱしらが強い奴」で終わっちゃいます。結局、やっぱり人間力です。





臼井「社労士さんの仕事って、中小企業の社長が秘密にしてるような事、会社の中のココだけの話を聞き出す能力が要求されるように思います。カウンセリング能力だったり、話術だったり。」

長沢「おっしゃる通りです。税理士さんはお金を扱うので、前からそういう能力が重要だったんですけど。社労士は従業員というか、人を扱う仕事です。最近は、お金と同じくらい、いえ、お金以上に人が大事だ、経営者の方が認識していらっしゃいます。だから相談を受けることが多いんですね。」

長沢「けれど、「ここだけの話」や「本当に困っていること」をご相談いただけるような信頼関係を築くまでには、やっぱり時間がかかりました。時間かかっていてはいけないんですけど、やっぱりかかりますよね。もちろん、私も最初はそういう話をしてもらえない時期もありましたし、話を聞くのがへたくそだった時期もあります。 」

長沢「お話も難しいですね。法律のことばかりをガーガー言っても、経営者の方は、本音のところが聞きたいと思っていらっしゃいますし。たとえば経営者の方が、知らずに法的にはマズイことをしようとされていても、「ダメですよ」と言ったら反感を買われます。「法律はこうだけど、これぐらいだったら大丈夫ですよ」「こういう方法がいいですよ」とギリギリところをアドバイスしたり、話し方には気を遣いますね。」

-ユキ’s eye-

私も経営者なので、顧問の社労士さんがいらっしゃいます。何故その人を選んだかというと、フットワークが軽い方だったからです。正直、仕事ができるかどうかは、私たちには分かりません。特に契約前には分かりませんよね。けれど、私が契約している社労士さんは、電話でも携帯でも、メールでも打つとすぐにアクセスしてくれました。それから、ココだけの話、言いづらいことを話しやすい雰囲気をつくるのが上手でした。それで決めました。社労士さんは、経営者にとって、もう一人の社員さん、心の許せる社員さんというか、会社の外にいる親友みたいな感じです。






後編に続く→



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