ドクターユキオフィストップ >> ようこそ! ドクターユキオフィスへ >>山崎拓巳氏

臼井「これからのお仕事について教えていただけますか。近日発売の本がありますよね。」
山崎「11月13日に『五つ星のお付き合い』という本がサンクリュアリ出版から出ます。もともと、僕はお付き合いが苦手なんです。人との付き合いでいつも苦しんでいた。
クラス替えで初めて会ったときにはすごくいい感じなのに、時間とともに自分が小さい扱いに変わっていくんですよ。「あの子は人気者でみんなが大切にするのに、なんで僕はいつのまにか場の外にいるのかな」と疎外感を感じるほうでした。
」
山崎 「学生時代も、「どうしたら、自分が正しいと思っているものを相手も正しいと思ってもらえるのか」とすごく苦労したんですよ。
中学時代から陸上競技をやっていて、けっこう強かったんですよ。最新の練習法を取り入れたりして効果を上げていました。
」
山崎「大学でも陸上部に入ったんですが、古い練習法をやってるんです。「先輩、ちょっと古くないですか」と言っても、「黙ってついてくればいいんだよ」と返ってくるものだから、「先輩、何が悪いのかお教えしましょう」と、「筑波はこんな練習をしています、早稲田はこの方法を研究してます。これが一番いけてるんですよ。僕は今後、この方向に進むと思うんですけど」と語りました。
」
山崎「 でも、僕が楽しくしゃべればしゃべるほど、周りは静かになってるんですね(笑)。「どうして僕が正しいことがみんなわからないんだろう」と不思議でした。結局、「おまえ一人で練習しろ」とか言われて、一人で練習してました。
その後、キャプテンを決めるとき、立候補したんですよ。ふつうは、立候補者が1人なら、その人がキャプテンになるじゃないのですか。それなのに、「推薦も出そう」とみんな言い出して、結局推薦されたやつがキャプテンになったんですよね。
「なんで分かってないやつがキャプテンなんだ?分かってる俺が副キャプテンなのに?」と悩みました(笑)
」
山崎「でも、周りの話を素直に受け取ったというか、原動力にしたことはありますよ。
陸上部では、大学が地域で優勝するためのポイントも稼いできた、という自負を持っていたんです。副キャプテンだし。大学を辞めるときに、一人一人言葉をかけてもらえることになったんです。僕は、「陸上でがんばってきたんだから、ビジネスの世界でもきっとできるよ。タクが去るのは残念だけど」みたいなことを言ってくれると思っていました。
でも、「結局おまえは金がほしいんでしょ」「続くかねぇ」みたいなことを、ガツンガツンやられました。全員に罵倒されたんですよ(笑)。男泣きしましたよ。しゃくって泣きました。悔しくてね。そんなに浅はかに見えてるのかな、と。
」
山崎「本物になろうと思った瞬間でしたね。ビジネスを成功させるのはもちろんですが、人としても。どこがゴールかわからないけれど、本物になろう。本物にならなければ、ここで罵倒されたことが本当にその通りになってしまうと。
今度出す『五つ星のお付き合い』にも、少しだけエピソードが入っています。
」

臼井「目に浮かぶような光景ですね(笑)。
でも、人付き合いで悩んできた方が書いた、人付き合いの本は、非常に興味がわきます。」
山崎「仕事では、人とお付き合いがすごく求められますよね。ずっと人付き合いで悩んでいたから、仕事を始める前から、「個人戦の仕事ならけっこう自信があるけれど、人とやるのはできるかなぁ」と、すごく不安だったんです。」
山崎「そして実際にビジネスを始めたら、もちろんうまくいきませんでした。顕著なうまくいかない例ですよ。このときに、自分側に問題があるってわかりました。ビジネスをしてよかったです(笑)。あのまま教員になっていたら、危なかった。」
山崎「そこで、うまくいっている人を見て、勉強するようになったんですよね。もう、そういう人は、トークから笑顔から動きから、全然違うんですよ。
だから僕はそういう人の動きひとつにしても、たとえばイスに座る位置とか、「あれがコツなのか?」と研究しました。あれか、これじゃないか、と事細かなことまで。いま振り返るとこっけいですよね。僕がよく研究していた人の声が高かったんですが、そんなことまで真似してみたりして(笑)。
」
山崎「とにかく、全部飲み込んで、まねしてみて、いらないものを後から出す感じでした。人とのかかわり方を勉強していくことが、僕にとってビジネスを伸ばしていくことだったかもしれません。人間としての修行ですよね。
親とのかかわり、親友とのかかわり、初めての方とのかかわり。勉強してきたことを集めたのが『五つ星のお付き合い』です。人とのお付き合いはこうすればうまくいく、と41年かけて学んできたことを書いています。
」
-ユキ’s eye-
いろいろと勉強されてきた山崎さんですが、現時点でも進化を続けていらっしゃるから、5年後には五つ星が七つ星くらいになっていると思います。私は出生魚という言葉がすごく好きです。人間も出世魚のように姿を変えながら、名前を変えながら成長していければいいと思います。
臼井「やっていらっしゃることが多岐に渡っていらっしゃるので、スケジュール管理だけでも大変でしょうし、秘書の方は大変でしょうね。秘訣があれば教えてください。
それから、興味の対象も広くていらっしゃると思いますが、マイブームがあれば紹介していただけますか。
」

山崎「僕は、心の整理を大切にしています。経営者は孤独ですよね。同じ経営者から孤独について相談されることもありますが、最終責任を負っている人は孤独です。」
山崎「もちろん、どんな立場の人でも、みんな責任は負っていますが、最終ではない。最後の最後、責任を負うのは経営者です。当然、会話のズレや考え方のズレは生じます。すごくいい企画で周りが盛り上がっていても、自分は損益分岐点が気になっていたり。」
山崎「でもこれは、最終的な責任を持っているゆえの孤独なので、仕方がないと言えば仕方ありません。だからこそ、心の整理をしょっちゅうしていないと笑顔が少なくなってしまいます。とくに僕はいろんな仕事をしているので、気にかかることが多い。でも気にかかることが多いと笑顔が少なくなるんですよ。」
山崎「だから、気になることを書き出して、ざくざく片づけるようにしています。「いま一番大変なのはこれだな、あとはOKだ」と整理された状況になれば、自然と笑顔も出てきますから。
本当の笑顔で毎日過ごしていると、そのうち協力者が出てきたりします。
」
山崎「でもやっぱり、マイブームといったら映画製作ですね。映画は昔から好きで、リアリティのある近未来ものを好んで見ていました。その映画を制作することに携わるなんて、と感激しています。
映画の制作にあたって、いま自分の中をのぞく作業をしているんです。僕の魂の叫びは何だろうと原点回帰しているんですね。映画という画材を手に入れて、さあ何を伝えようかなと。わくわくしています。映画製作という新しい刺激を受けて、エネルギーをもらっているんですよ。」
山崎「41歳にして、また新しい世界、ビギナーですから。用語から何からすべてわからなくて、逆におもしろい。ゼロからチャレンジできることは、本当に贅沢な話だと感じています。」
山崎「それから、メッセージという意味では、メルマガも書いています。
2つありまして、1つは通称ゲツタクというメルマガ。月曜日はやっぱりブルーになりがちですから、楽しく「さあがんばるぞ」とモチベーションを上げてもらえるようなメールマガジンです。
もう1つは、「拓中毒」という、毎日1通のメッセージが届くものです。そんなものを欲しがるあなたは拓中毒だ、という意味の名前です。こんな感じで、僕はこれからも、いろんな画材を通してメッセージを発していきたいと思っているんです。
」

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-ユキ’s eye-
チャレンジできる贅沢を満喫するのは大切ですね。私は、男性は40過ぎてから仕事の本当の顔ができていくと思います。本当に自分がやりたいことが見出した人、とくに男性は、子供っぽい顔になるんですよ。今までお会いした方みなさんそうでした。でも、そうこの顔の人はみんな成功しています。しぶしぶ仕事をしている人は、不思議と老けている。山崎さんも少年の顔をしていらっしゃいます。本も映画も、完成が楽しみです。
-ユキの編集後記-
著書やブログを拝見していて、とんがった方なのかな、と思っていましたが、最初にお会いしたとき、ドアを開けて「いらっしゃい」と満面の笑顔で出迎えていただきました。とてもあたたかい方です。
本当に楽しそうに仕事の話をされる山崎さんの周りに人が集まるのは当然ですね。
それから、人と会ったときに損か得かで判断しない話は勉強になりました。
一日一生という言葉もありますが、今日1日を大切にしない人、目の前の出会いを大切にできない人は、どんな出会いも大切にできません。
私は、講演会やセミナーなどで月に多いときは2000人くらいの方との出会いがあります。山崎さんにも、みなさんにも「一生コースだよ」と思ってもらえるよう、私も自分を磨かなきゃ、と戒めました。
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